Works 2013
「私以上の、わたし」
「里山アート動物園」 - 高原ロッジ・メープル猪名川
兵庫県川辺郡猪名川町笹尾字向山1
4月12日(金) 開園式が行われました。
現在、中庭に15体とレストラン入口に2体、
私のAnimals作品が設置されております。
豊かな自然に美味しいお食事、天然温泉もあります。
「里山アート動物園」も楽しみの一つに加わりますように♪
JRタワー10周年記念 JRタワー・アートプラネッツ・グランプリ展
会期/2013年7月5日(金)~7月28日(日) 10:00~19:00(入場は18:30まで) 期間中無休
場所/札幌エスタ11階プラニスホール
25点を展示した企画展です。)
「亡霊のトルソ」
感情とはきっと温度や湿度があるもので、それは目には見えないが、
色彩に置き換えることはできるかもしれない。
膨らんでは萎み、消え、増殖したり破裂したりしたその残骸は蓄積されて
身体の中にとどまり続ける色彩。
いつか体躯は朽ちて風化しても、あの日あの時の体温や吐息は亡霊として取り残され、
色彩はそこから動けずにいるでしょう。可視化することが出来るのなら。
京都からアートで祝う式年遷宮 「依代プロジェクト」
会期/平成25年10月1日(火)~12月21日(土)
会場/石清水八幡宮、大原野神社、上賀茂神社、北野天満宮、貴船神社、下鴨神社、城南宮、豊國神社、
松尾大社、吉田神社 (50音順)
※私は11月1日(金)~12月1日(日)の期間、洛西の名社大原野神社で展示させて頂きました。
「あむ、むすぶ」
作品は細い鉄線を編んだり、結んだりの作業を繰り返しながら形作られた2柱の神鹿像です。
大原野神社「神鹿縁結び土鈴」をモチーフにしています。
制作にあたり、私にとって「編む」「結ぶ」という行為は、同時に、迷いや葛藤を「ほどいて」いく
小さな「祈り」の繰り返しでもありました。
小さな無数の祈りは、京都・大原野神社で神鹿のかたちを結び、かわいらしい神鹿たちは
式年遷宮を迎えた伊勢神宮へも、私たちの想いと御縁を結んでくれることでしょう。
式年遷宮に見られる「常に新しく在ること(常若)」によって「永遠」になる、という考え方は
世界的に見ても珍しい考え方なのだそうです。
そして、「個」は失われ世代が移っても、その技術や叡智は受け継がれている、そういう「永遠」が
今まさに存在していることを思うと何だか胸が熱くなります。
私という「個」も、作品を奉納するというかたちで式年遷宮をお祝いすることが出来、大変光栄に思っております。
このたび大原野神社での作品展示が叶い、打合せの際に宮司様から色々なお話を聞かせて頂きました。
大原野の自然は1200年以上続く神社の歴史そのもので、
地域の氏子さんの中心となって守り伝え続けていく使命感。
大原野で見た美しい自然や清々しい空気も、
やはり守り受け継がれてきた「永遠」の中の輝かしい瞬間なのだと感じました。
貴重な自然に調和した作品となるよう、私なりの小さな祈りや想いを込めて作品を編みました。